2010年7月1日木曜日

日本対パラグアイ

0 - 0




日本は1次リーグを2勝1敗のグループ2位で突破し、海外開催のワールドカップでは初めての決勝トーナメント進出を果たしました。

対するパラグアイは1次リーグの初戦で強豪のイタリアと引き分け、1勝2引き分けのグループ1位で通過し、決勝トーナメントは2大会ぶり4回目です。

世界ランキングは、日本が45位、パラグアイが31位で、ワールドカップで両チームが対戦するのは今回が初めてです。

ともに初のべストエイトを目指す試合でした。

1次リーグと同じ先発メンバーで臨んだ日本は、ボールをキープして攻め込むパラグアイに対し、守りに回る場面が多く、20分にはゴール前でフリーになったバリオス選手にシュートを打たれましたが、キーパーの川島永嗣選手が体を張った好セーブを見せ、ピンチを防ぎました。

守りからカウンターを仕掛ける日本は、21分に松井大輔選手のミドルシュートがクロスバーを直撃。


40分には本田圭佑選手が左足の強烈なシュートを放ちましたが、惜しくもゴールを捕えられず、前半はともに無得点で折り返しました。

後半、日本は松井選手に代えて岡崎慎司選手を投入し、26分には本田選手からのパスを岡崎選手がシュートにつなげました。

更に35分には阿部勇樹選手と交代で今大会初めて中村憲剛選手が入り、残り5分間はゴール前にボールを集めて再三チャンスをつかみましたが、ゴールを割れず、試合は今大会2回目の延長戦に入りました。

15分ハーフの延長前半、日本はパラグアイの猛攻をよくしのぎ、後半からは最後の交代でFW玉田圭司選手を投入。

延長後半8分、遠藤保仁選手からのフリーキックが、攻撃参加してゴール左でフリーになった田中マルクス闘莉王選手に合いましたが、闘莉王選手の難しい角度のヘディングは枠をとらえ切れませんでした。



11分にも長友佑都選手が持ち込み、玉田選手に絶好のパスが通りましたが、これもゴールにはならず、延長戦でも決着がつかない大接戦は今大会初のPK戦にもつれこみました。


日本は3人目の駒野友一選手がクロスバーに当てて失敗したのに対してパラグアイは5人が確実に成功。日本はPK戦5対3で惜しくも敗れ、史上初めてのベストエイト進出はなりませんでした。




パラグアイは8回目の出場で、初のベストエイト進出を果たしました。

日本対デンマーク

3 - 1





1次リーグで日本は2試合を終えて1勝1敗で勝ち点3。

デンマークも同じ勝ち点3ですが、日本は得失点差で上回っているため、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まります。


日本は前半17分、距離のあるフリーキックを本田圭佑選手が得意の無回転ボールで直接ゴールし、待望の先取点をあげました。





さらに日本は30分、ゴールまで27メートルのフリーキックを今度は遠藤保仁選手が直接決めて2対0とリードを広げ、前半を終了しました。





組織的な守りでデンマークの攻撃をはね返した日本は、後半36分にペナルティキックから1点を返されましたが、42分に後半出場の岡崎慎司選手が貴重な3点目を奪い、デンマークに3対1で快勝しました。

この結果、日本は通算2勝1敗で勝ち点を6に伸ばし、同じ時間に行われたカメルーン戦に2対1で勝って勝ち点を9としたオランダに次ぐグループ2位で1次リーグを突破し、2大会ぶり2回目、国外のワールドカップでは初めての決勝トーナメント進出を果たしました。


日本は決勝トーナメント1回戦で、グループF1位のパラグアイと先月29日に対戦することになりました。

2010年6月30日水曜日

オランダ対日本

1 - 0





1次リーグでグループEの日本は、今月14日の初戦でカメルーンに1対0で勝ち、同じく初戦でデンマークに2対0で勝ったオランダとダーバンにあるダーバンスタジアムで日本時間の19日午後8時半から対戦しました。


試合はオランダが得意のパスワークでボールを支配して、攻撃を仕掛けましたが、日本は落ち着いた組織的な守りで対抗しました。


日本はオランダの司令塔のスナイデル選手を徹底的にマークして、チャンスを作らせず、次第に攻勢に転じました。


32分には初めてのセットプレーから遠藤保仁選手のフリーキックに本田圭佑選手が頭で合わせましたが、シュートはクロスバーの上に外れました。


さらに35分のフリーキックにはオランダの高さに負けず闘莉王選手がヘディングシュートにまで持ち込むなど、日本はリズムに乗った攻撃を続けました。


前半のシュートは日本が5本とオランダの3本を上回り、前半はともに無得点で折り返しました。


後半8分、日本は警戒していたスナイデル選手に強烈なミドルシュートを打たれ、キーパーの川島永嗣選手が弾きましたが、ゴールを決められて、1点を先制されました。



日本は19分に今大会初めて司令塔の中村俊輔選手を投入、その後もフォワードの岡崎慎司選手と玉田圭司選手を入れて攻撃陣を増やし、懸命に反撃しました。


そして試合終了直前には前線へのロングボールをつないで岡崎選手がいい形でシュートを打ちましたが、バーの上に外れました。


日本はオランダの9本を上回る10本のシュートを浴びせながらゴールを奪えず、1対0で惜しくも敗れ、通算1勝1敗になり、勝ち点は3のままです。


オランダは2連勝で勝ち点を6に伸ばしました。

2010年6月23日水曜日

日本対カメルーン




1 - 0



スタジアムは標高1400メートルの高地にあり、気温13度のコンディションの中、前半は両チームとも守りを意識した慎重な試合運びで進みました。

そして39分、日本は右サイドから松井大輔選手がゴール前に絶妙なクロスボールを入れ、これを本田圭佑選手が得意の左足で落ち着いて決め、日本は本田選手のワールドカップ初ゴールで待望の先制点を奪いました。

日本は後半、カメルーンの猛反撃を受け、終盤はゴール前に釘づけにされるピンチが続きました。

しかし日本は最後まで集中力を切らさず、体を張った守りで1点を守りきり、そのまま1対0で勝ち抜き、貴重な勝ち点3をつかみました。